人生の山中にて

なんかあったら、書く

今をときめく人たち

今日、本を買った。タイトルは、『1篇の詩に対する60日間の考察の記録』と言うもので、著者は及川俊哉、髙塚謙太郎、中家菜津子、永方ゆか、松本秀文、山田亮太そして+谷川俊太郎となっている本だった。もしこの中で、二人以上の著者を知っているならば(谷川俊太郎はみんな知ってるもんね)。中崎町サクラビルの“葉ね文庫”という本屋さんにぜひ行ってみてください。とてもよい空間でした。特に、歌集・詩集に関してはどこよりマニアックなのだと思う。

 

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立ち読んだ時点でこれを買おうと決めた理由は1ページと2ページにある。こんな感じになっていた。

 

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めちゃくちゃ面白いやないか。こういうの大好きだ。しかも、詩のチョイスがスバラシイ。。。俺は詩そんな得意じゃないし、あんま知らないけど、なんか考察しがいがありそうなもの選んできている。いいなこれ!!!と読んでいたのですが。この辺で、店の中がざわざわし始めた。

 

 

『〇〇さんですか!!!私、本当にファンなんです。名前は△△といいます!!』

 

 

どうやら、何かの有名人がいたらしい。俺は全然知ったこっちゃない人だった。

 

 

 

 

 

 

しかし、その有名人の連鎖が止まらなかったのである。俺が外に出るまで、おじいさんんが『ほー。君あれか、あの作品を書いた人かーー話は聞いてたけど。』みたいなことがずっと続いていたというか、さっきのファンなんです。と言っていたガールもなんか名前を認知されているちょい有名人だったりした。

 

ネタバレをすると。その本屋は、歌集・詩集を中心に集めている本屋さんでオーナーさんに聞けばこのような本を買う場所がどんどんなくなっているからそれをどうにか作りたかったのだそうだ。さっきの有名人たちは、現代詩集という刊行の本だったりに作品が載ったりする人たちで、そんな人達が本屋さんを中心に関係が広がる場になっていたみたいだった。

 

当然、そんな本屋に置かれている。『一篇の詩に対する60日間の考察の記録』なんてへんてこな企画本が只者なわけがなく。そもそも余白という詩はこの企画のために谷川俊太郎さんが書き下ろしたもので、考察をする6人もオーナー曰く、“今をときめく詩人”なのだそうだ。僕は全く知らない人だったが。いまをときめいていたのだ。ちょうど、ばらかもんという書道のアニメを見た時も思ったけど。知らない世界で、知らない方法で、知らない人たちによって、ときめいていたわけだ。

 

 

“未知の扉を開けてしまった感”がたまらなかった

 

 

 

普通の本も、江國香織村上春樹となんだかエッセイよりで。チョイスが偏ってたのも好きだったし。またいこうと思う。本も早めに読もう。

 

 

以上。

※最近は、Young never beachとsuchmosというバンドが僕の脳内でときめいています。是非に。