コミュニケーションのアーキテクチャを設計する
この夏とりあえず、建築、都市計画系を中心に読めるだけ色々読もかなーと思ってます。もうインターン落ちてもまぁいいかなとか思ってます。。なんかお勧めあればよろしくお願いします。スマートシティ系でもいいです。あと、村上春樹全部読もうかなとかも思ってます(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
読んだら、文章化したほうが後々良さそうなのでとりあえず書きました。構成とかなんかアイディアあったらくださいな(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
でわ。
コミュニケーションのアーキテクチャを設計する
目次:
1建築家とコミュニティデザインナーの共通点とは
2 建築家のノウハウを使ってコミュニケーションの設計をする
3 建築家はアーキテクチャについてもっと語ろう
4 一人一人の価値をエディケートしよう!
『つくらないことをつくる』ことについて都市計画系から建築家へ入った人である藤村さんと建築系からコミュニティ系に入った山崎さんの対談本である。しかし、藤村さんからまずまえがきで釘を打たれる。『つくらないことをつくる』ということは作ることができないひとがつくらないものをつくるのではない。作ることによる限界を知っているものだからこそその先のつくらないものの価値を見いだせるのだと書かれている。作ることができない自分としては肝に命じるべきだろう。
さて、対談者ふたりともが建築畑だから建築をベースにして話がされる。二人共が感じていることとしてまず、そもそも論に立ち返ることで、この建物は何をするためのものなんだ?何を目指すんだ?を明確にして実現する。実現方法が、建築でできること、建築でなくてもできることがある。建築により目的を達成するために、住民と一緒に一つ一つのステップごと建築を考えよう。反映させようとしているのが藤村さん。いや、その目的って建築じゃなくてもこうゆう方法でできますよね?と建築でなくてもできる部分(ソフトの部分)を主に提案しているのが山崎亮さん。お互いの共通点は問題を明確化しそれに対する答えをたたき台としてまず提案する。そのたたき台から、あれがいい、これは違うとそれを利用する人たちの欲望や無意識を導入する隙間をもって企画がなされる点。さらに、そこで出来たコミュニティを利用する。つまり、手法によるコミュニティ形成と目的の達成を同時に行う事を心がけている点、最後にコミュニケーションによる作成過程の重視にある。
本書の中で山崎亮さんはコミュニティデザインは3つ時代があったとしている。第一は、ワルダー・グロピウスのコミュニティの再建で語られるようなどのようにしたらコミュニティなるものに人が集まるかを建物の配置から行おうとした計画の論理の世代、第二世代が公共施設のデザインはコミュニティと共に進めましょうとした世代、三代目が山崎さんらのコミュニティエンパワーメントと呼ばれる建てる事を前提としないコミュニュティデザインとなる。3つとも同じ目的(コミュニティを活性化されよう)を持つが違う手法を持って目的に達しようとしていることが分かる。また、世代を経る毎に人により直接的に関係しようとしている。藤村さんの手法が第二世代に見えるがその違いは、施設のデザインに住民たち自身の意見が通っているかをプロトタイプを作成することによって可視化できていることと、その後建物周辺のコミュニティまでコミットしようとしている事が違いとなっているようだった。
このような話を聞いていてAQUA Social Fesを思い出した。AQUA Social FesはAQUAというトヨタの車の宣伝を電通に頼んだ際に電通の岸さんという方が流れていくだけの宣伝ではなく、各地でソーシャルグッドな行動なり、イベントなりをAQUAがバックについて行うことによって人や自然、場所の中にその宣伝や影響を固定しようという広報行うというものだった。成功したかどうかは、分からないが現在も自分の関わった団体がイベントを共にしていたりする。このようなつながりを創って価値を作ることはストックが飽和した中で今後増えていくのだろう。飽和したからこそ、そのストックでどうするか?という話なのかもしれないし。
読書時メモ
名言
はたらくは、『はた』にいる人を『らく』にすること
出典している本、論文
ワルター・グロピウス:コミュニティの再建
ランドルフへスター:まちづくりの方法と技術―コミュニティデザインプライマー 現代企画室
建築をめざして:鹿島出版
ハンス・ホライン:全ては建築である
見えない都市:磯崎新
一般意志2.0:東浩之
つながった本(未読)
つながった本(既読)
動物化するポストモダン:東浩之
弱いつながり:東浩之
検索したくなるワード
北海道 建築学会
横浜 東横線 廃線:URL http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/toshiko/atochi/
アジャイル開発: http://www.nec-nis.co.jp/ja/column/01_agile.html (2015/08/03)
横浜ハーバーシティスタディーズ:http://www.yhcs2012.com/
Any会議 http://db.10plus1.jp/backnumber/article/articleid/746/
乾久美子:特集|OPENERS的ニッポンの女性建築家 Vol.1 乾久美子インタビュー
http://openers.jp/article/21337
Art and Architecture Review: https://aar.art-it.asia/top/