人生の山中にて

なんかあったら、書く

メイメツするイルミネーション

 

昨日ボルタリングの帰りに会社の同僚とイルミネーションのある道を歩いていたら、その人が、「今年はイルミネーションが控えめ。去年は、電気が波のように“メイメツ”していた。」というような事を話した。

 

 

僕は、一瞬「メイメツ?なんやそれは。。」と考えてちょっとしてから、「明滅か!なるほど。」と思って、話に戻った。

 

 

そのあと、明滅ってすぐ出てこないわ多分僕なら、「波のようにチカチカ光って」とかいうだろうなと思った。でもそれだと、チカチカの表すノイズ大きくて明滅の方が、点滅頻度とかが想像されなくて、ふさわしそうだなと思った。その同僚は、前職で言葉の仕事をしていたので、流石だわと感心した。

 

 

文系と理系の違いは、ロジカルさではなく、説明に使う道具の一意さにあると思う。が、故に文系の人は理系よりもその道具の不安定さから、ロジックを組む上で別の高度さが必要だと思う。

 

理系は、数学や物理、アルゴリズムなどの道具の一意さに乗っかってる分、楽だ。例えば、チカチカや明滅ではなく、数式で明滅を表せればこの不安定さは表に出ない。一意であるが故に初めから名づけられてるし、説明する必要もない。

 

文献に、「チカチカ」と「明滅」が出た時その意味を知るには意味の不安定さを知ったうえで、話を進めなければいけない。「チカチカというのは当時の背景では、明滅の頻度が多い印象があり、波は細かな動きだったのでは?」とか飛んできそうである。

 

ノイズの少ない言葉を使いたいとかそうゆうわけではないですが、この人のような言葉を使いたいなー。と思った。僕には難しいだろうけれど。